愛育病院の出産費用ってどれくらいかかるの?出産前の通院も含めたトータルコストはどれくらいなの?
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 愛育病院で無痛分娩をした場合にかかった出産費用のほか、その前の健診費用を含む総額をまとめてみました。
- 2020年と2022年に2度利用しており、それぞれ大部屋/個室の場合、無痛分娩の事前講習あり/なしの場合の金額となります。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、コロナ禍で2児の父になり、在宅ワークをしながら、家事・育児に参加しました。
今では週4で子供の弁当を作るなど、家事・育児にも積極的に参加しています。
2022年6月、政府が23年度から出産一時金を増額する方針を打ち出しました。
2023年4月1日からは42万円から50万円に増額されました。
ただ、「出産一時金を増額したからといって子供を作ろうとは思わない」「結局はその分、病院が請求する費用が増える」「産んだ後の方がコストがかかるのだから、少子化対策の根本的な解決にはならない」といった辛辣なコメントを目にします。
とはいえ、これから出産を控える方や、病院をどこにするか迷っている方は、出産費用がどれくらいかかるのか、よくわかりませんよね。
僕も出産費用がどれくらいかかるか知らないまま、妻の退院時に請求書をみてびっくりしたものです。
そこで今回は、芝浦にある愛育病院の出産費用について、まとめてみました。
愛育病院での出産を検討中の方は参考にしてみてください。
また、都内で病院を探している方も、参考になる部分があると思いますので、読んでもらえれば幸いです。
なお、このブログは僕(旦那さん)目線になっているため、出産に対する病院理念などには触れていません。
完全に費用にのみ着目したものになっていますので、ご容赦ください。
もくじ
愛育病院とは
まずは愛育病院についてまとめています。
産院御三家のひとつ
妻が「最初からここがいい」と希望しており、口を挟む間もなく決まっていました。
僕は後から知ったのですが、赤坂の山王病院、築地の聖路加国際病院とともに「産院御三家」といわれているようです。
医療設備、サービス、費用面などからそういわれているそうですが、正直、男性からすると「そんなに違いってあるの?」「結局担当する人の能力や経験値で変わるんじゃないの?」と言いたくなりますね。
でも、決して妻に口に出してはいけないセリフですので、男性の方はお気をつけください!
場所もよく、建物も綺麗
愛育病院は芝浦にあります。
2015年に麻布から移転していることもあり、病院は新しく綺麗ですし、立地も良いので、人気なのが納得できます。
古い病院だと、建物の構造のせいなのか、どことなく無機質で冷たく感じることが多いですが、愛育病院ではそういった印象は受けなかったですね。
無痛分娩に対応している
愛育病院は無痛分娩を実施している病院となります。
人によって無痛分娩に対する考え方は色々とあるようですが、出産に立ち会って思ったのは、麻酔を入れることで、非常にスムーズなお産に見えましたし、妻のダメージもだいぶ緩和されているようでした(それでも大変そうでしたが)。
愛育病院は24時間いつでも麻酔対応可能とのことです。
愛育病院の出産費用【無痛分娩の場合】
妻は2020年と2022年に愛育病院で出産しています。
第一子はお産の途中から麻酔分娩に切り替えたため、事前の麻酔分娩学級は未受講でした。
事前に受講しない場合、麻酔分娩管理料がプラス50,000円になるそうです。。
出産後は大部屋に入院しています。
第二子は最初から麻酔分娩を予定し、麻酔分娩学級を受講しました。
出産後は、第一子の時に大部屋で周りの赤ちゃんの泣き声などで全く眠れなかった経験を踏まえ、個室を選択しています。
第一子と第二子それぞれの出産費用について、まとめてみました。
愛育病院の出産費用【第1子・無痛分娩】
入院料 | 82,000円 |
分娩介助料 | 525,000円 |
麻酔分娩管理料(学級未受講) | 250,000円 |
新生児哺育入院料 | 140,000円 |
その他費用 | 22,720円 |
合計 | 1,019,720円 |
上記のほか、出産前妊婦健診などのその他通院費の合計: 132,235円
つまり、トータルの出産費用の合計は 1,151,955円 となります。
なお、実際の負担額としては、次の助成金などが控除された後の金額になります。
- 出産育児一時金420,000円
- 加入する健康保険組合からの付加金
- 会社などが独自に定める慶弔費(ある場合)
- 自分が住む市区町村で助成金制度がある場合の出産助成金
自分の居住地によって、助成金の有無や金額は異なるので、居住する市区町村のHPなどで確認してみてください。
愛育病院の出産費用【第2子・無痛分娩】
第一子との違いは、麻酔分娩の事前学級を受けたので、麻酔分娩管理料が50,000円少ないですね。
でも、個室を選択したので差額室料がかかっています。
入れた個室は1番安い個室でした(空き状況で変わることもあるそうです)。
1番安い個室だと、洗面台、TV、冷蔵庫はありますが、トイレとシャワーなどはついていません。
妻はトイレとシャワーがないことは全く問題なく、逆にその時に外に出ることで気分転換になると言っていました。
入院費 | 82,000円 |
分娩介助料 | 535,000円 |
麻酔分娩管理料(学級受講) | 200,000円 |
個室差額室料(5日分)20,000円/日 | 100,000円 |
新生児哺育入院料 | 140,000円 |
その他費用 | 32,370円 |
合計 | 1,089,370円 |
出産前妊婦健診などのその他通院費の合計: 168,715円
トータルの出産費用の合計は 1,258,085円 となります。
同じく、実際の負担額は、上記の金額から各種助成金などが控除された後の金額です。
それにしても高いですね。
東京の平均出産費用は62万円というデータもあるので、50万円以上も高いですね。
無痛分娩の費用や個室の差額室料があることを考慮しても、平均出産費用とは結構な開きです。
金額に見合った快適さや安全性があるのかは正直僕には分かりませんけど、費用は比較する上で大切なポイントだと思いますので、参考になれば嬉しいです。
医療費控除を忘れずに!
出産にかかる費用は医療費控除の対象となります。
負担した出産費用のうち、所得税と住民税の税率分は、確定申告を通じて税額から控除されることになります。
つまり、医療費控除を受けることで、実質、医療費のうち自分の税率分のお金が戻ってくるということです。
例えば、出産費用が110万円だとします。
出産一時金や助成金の合計が50万円だとすると、負担した金額は60万円となります。
確定申告により医療費控除をした場合、申告した人の所得税と住民税の合計税率が30%だったとすれば、18万円(60万円の30%)の税金が安くなる(つまり、出産費用が減った)ことになります。(実際にはもう少し考慮すべきものがあるのですが、ざっくりとしたイメージです)
出産した年にかかった他の医療費も控除の対象となりますので、出産予定の年の初めから、忘れないように医療費を集計しておくことをおすすめします!
なお、医療費控除についてはこちらでまとめているので参考にしてみてください。
>>医療費控除を忘れた!そんな時の対処方法をわかりやすく説明します。
>>【ふるさと納税】医療費控除の影響・計算を税理士がわかりやすく解説
まとめ
愛育病院の出産費用は「正直高い」と旦那目線では思いました。
でも、1番大事なのは、奥さんが安心できる病院で出産に挑めることです。
とはいえ、コストも大事な検討要素だと思いますので、是非、参考にしていただければ嬉しいです。
最後に、出産はスタート、そこから育児が始まります。
初めての子育てはわからないことばかりです。
ネットで調べれば大半のことはわかりますが、調べる前に知識として備えておくことも非常に重要です。
そういう意味では育児本は一冊あると非常に心強いので、おすすめです。
読んでおいてよかった知識がたくさん詰まっていますし、月齢に合わせた説明もあるので、参考にしてみてください。
こちらも是非参考になれば嬉しいです。