iDeCoを始めたいけど、どの証券会社で口座を開けばいいのだろう?
選ぶポイントがあれば教えてほしい。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- iDeCoの口座開設のための証券会社を選ぶポイント
- iDeCo口座おすすめ証券会社3社の内容比較
- iDeCo口座おすすめ証券会社3社の各社の特徴
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、30代、2児の父の税理士です。
子育て世代に役立つ育児に関する情報や、マネーに関する情報をまとめています。
実際に積立NISA、特定口座、企業型DC、iDeCo、暗号資産、変額保険、外貨建保険などで運用しています。
iDeCoの加入者は2022年12月時点で278万人に達しました。
iDeCoを始めるにも、数ある金融機関のなかで、どこで開設すべきか検討が必要です。
そこで、金融機関を選ぶポイントや、初心者向けのおすすめ金融機関についてまとめていますので、参考になれば幸いです。
結論から言うと、次の証券会社をおすすめします。
それぞれ理由についてまとめているので参考になれば幸いです。
なお、iDeCoについてはこちらの記事も参考になれば幸いです。
もくじ
iDeCo口座開設、おすすめ証券会社を選ぶポイント
iDeCo口座の開設にあたり、どのようなポイントを見て選ぶべきか、まとめています。
iDeCo口座を選ぶポイント①:各種手数料の金額
iDeCoには次のような手数料がかかります。
国民年金基金連合会と信託銀行への支払額は、どの金融機関を選んでも同じです。
しかし、運営管理手数料は金融機関によって異なるため、0円のところもあれば400円以上かかる金融機関もあります。
毎月かかるものなので、長期運用を基本とするiDeCoにおいては、将来の受取額に10万円以上の差が生じることも考えられます。
そのため、運営管理手数料は金融機関を選ぶ場合の一つのポイントになります。
積立NISA口座を選ぶポイント②:取扱商品数や種類
iDeCoでの積立商品には投資信託、預金、保険がありますが、基本的には投資信託が中心になります。
金融機関によって取扱商品や商品数が異なるため、自分の興味がある商品があるか、選択肢が豊富にあるかが重要になります。
特に初心者にはインデックスファンドがおすすめです。
インデックスファンド:特定の指数に連動するように設計された投資信託。特定の指数とは、日経平均株価やTOPIX、NYダウやS&P500などです。信託報酬などのコストが安く設定されますが、連動する指標を大きく上回るようなリターンは期待できないとされています。
アクティブファンド:特定の指数を上回る運用成績を目指し、ファンドマネージャーが投資商品を選定・運用するものです。信託報酬などのコストは高く設定されます。指数を上回ることもあれば、下回ることもあります。
そのため、取扱商品数のほか、インデックスファンドの本数なども金融機関を選ぶポイントになります。
iDeCo口座開設、おすすめ証券会社
上記を踏まえ、iDeCoの口座開設で、おすすめの証券会社は次のとおりです。
なお、2022年12月時点で、全加入者(278万人)のうち、51%がSBI証券(74万人)と楽天証券(67万人)でiDeCo口座を開設しています。
NISA口座でもこの2社は人気がありますが、iDeCoでも存在感を示しています。
3社の手数料と取扱商品数の比較です。
SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | |
加入時移管手数料 | 2,829円 | 2,829円 | 2,829円 |
口座管理手数料 | 171円 | 171円 | 171円 |
運営管理手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
給付事務手数料 | 440円 | 440円 | 440円 |
還付事務手数料 | 1,488円 | 1,488円 | 1,488円 |
移管時手数料 | 4,400円 | 4,400円 | 4,400円 |
取扱商品数 | 38本 | 32本 | 40本 |
うちインデックスファンド | 19本 | 15本 | 34本 |
手数料はすべて同じで取扱商品や本数が異なります。
それぞれの特徴についてまとめています。
iDeCo口座開設おすすめ証券会社:①SBI証券
まずはSBI証券の特徴をまとめています。
iDeCo口座開設数No.1
SBI証券は証券口座開設数が国内で1位となっています。
NISA口座の開設でも人気がありますが、iDeCoの口座開設数も2022年12月時点で1位となっています。
4人に1人はiDeCo口座をSBI証券で開いているので、迷ったらSBI証券にしておけば安心かもしれません。
手数料の安さ
SBI証券の運営管理手数料は0円となっています。
金融機関によっては400円以上かかるところもあるので、最安となっています。
取扱商品数が豊富
SBI証券のiDeCoの取扱商品数は38本です。
取扱商品数は多くて40本ほどなので、最多水準となっています。
なお、2023年5月以降、各金融機関の運用商品数は35銘柄が上限となります。
そのうちインデックスファンドは19本と豊富にあります。
信託報酬が安いことで人気の「eMAXIS Slim」シリーズも多く取り扱っています。
SBI証券はiDeCo口座開設数No.1であり、手数料も安く、取扱商品数も豊富なので、迷ったらSBI証券にしておけば安心だと思います。
SBI証券でのiDeCo口座の開設はこちらから!!
iDeCo口座開設おすすめ証券会社:②楽天証券
続いて楽天証券の特徴についてまとめていきます。
iDeCo口座開設数No.2
iDeCoの口座開設数は2022年12月においてSBI証券と楽天証券で全体の51%を占めています。
楽天証券はSBI証券に次ぐ2位になっていますが、新規加入者数では2019年から2021年まで3年連続で1位になっています。
手数料の安さ
楽天証券の運営管理手数料もSBI証券と同様に0円となっており、手数料は最安となっています。
取扱商品数が豊富
楽天証券のiDeCoの取扱商品数は32本です。
そのうちインデックスファンドは15本で、低コストで人気の「楽天・バンガード・ファンド」をはじめ豊富に取り揃えられています。
なお、楽天でお馴染みの楽天ポイントはiDeCoでは貯めることができません。
iDeCoはあくまで年金であり、運営主体は国であるため、独自サービスのポイントなどはつかないそうです。
楽天証券でiDeCo口座の開設はこちらから!!
iDeCo口座開設おすすめ証券会社:③松井証券
最後に松井証券の特徴をまとめています。
今回、SBI証券と楽天証券と合わせておすすめしている理由はその取扱商品にあります。
手数料の安さ
松井証券の運営管理手数料も0円となっており、iDeCoの手数料は最安となります。
取扱商品数が業界最多水準
松井証券のiDeCoの取扱商品数は業界最多水準の40本です。
そのうちインデックスファンドは34本と非常に豊富です。
松井証券の1番の特徴は、SBI証券と楽天証券それぞれの人気の商品である「eMAXIS Slim」と「楽天・バンガード・ファンド」の両方を取り扱っている点です。
松井証券は創業100年を超える老舗の証券会社であり、サポート体制も充実しています。
さらにSBI証券と楽天証券の人気商品を両方取り扱っているという特徴を持つため、いずれもポートフォリオに入れたいと考えている方にはおすすめです。
松井証券でのiDeCo口座の開設はこちらから!!
まとめ
iDeCoの口座開設のおすすめ証券会社を3社まとめています。
iDeCoの口座開設数ではSBI証券と楽天証券が過半数を占めているため、迷ったらどちらかを選んでおけば間違いないと思います。
一方で、松井証券は取扱商品数も多く、SBI証券と楽天証券で人気の商品をどちらも取り扱っていることが大きな特徴です。
iDeCoは税制メリットを受けながら年金を準備できる制度となっていますので、まだ加入していない方は是非加入を検討してみてはいかがでしょうか。
iDeCoのメリットはこちらでもまとめています。
これからiDeCoを始めようとしている方の参考になれば幸いです。
こちらも是非参考にどうぞ!