Apricaのチャイルドシート、フラディアグロウってどんな感じなのか教えてほしい。また、フラディグロウには種類がたくさんあるけど、何が違うのかも教えてほしい!
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- Apricaのチャイルドシート、フラディアグロウについて、2年使ったレビューをまとめています。
- フラディアグロウの種類による違いをまとめています。
- フラディアグロウの特徴や機能についてまとめています。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、コロナ禍で2児の父になり、在宅ワークをしながら、家事・育児に参加しています。
今では週4で子供の弁当を作るなど、家事・育児にも積極的に参加しています。
子供が産まれると、それまで全く興味のなかったものを大量に揃えることになりますよね。
その中で、ベビーカーと同じくらい悩むものの一つがチャイルドシートです。
ベビーカー(二人乗り)についてはこちらでまとめているので参考になれば幸いです。
赤ちゃんの安全に直結するものですし、値段も安くはありません。
さらに各メーカーが多様なラインナップを用意しているので、いったいどれを買えばいいのか、比較するだけでも大変です。
そんな数あるチャイルドシートの中で、我が家はApricaのフラディアグロウを選びました。
国産でフルフラットにできるベビーカーは多くありません。
また、4歳まで使うことができることも非常に魅力的です。
フラディアグロウは2022年10月現在、7種類が展開されていますが、我が家が購入したのは「フラディアグロウ360°セーフティプレミアムAB」です。
こちらの商品を2年使ったレビューや、そもそもフラディアグロウの種類別の違いについてもまとめています。
チャイルドシートをどれにするか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
もくじ
アップリカのチャイルドシート「フラディアグロウ」の概要
まずは概要から説明します。
Aprica(アップリカ)とは
アップリカはもともと1947年に育児機器製品の開発販売会社として創業された大阪の「アップリカ葛西創業」という会社が前身で、1949年にベビーカーの1号試作品を発表して以来70年以上、ベビーカーを始め育児用品製造販売を行なっている会社です。
現在はニューウェルブランズ・ジャパン合同会社に社名変更されています。
フラディアグロウシリーズについて
フラディアグロウはアップリカ独自の平らなベッド型回転式チャイルドシートとして展開されています。
2022年10月時点で、フラディアグロウには次の7種類があります。
- フラディアグロウ ISOFIXセーフティープラス ロイヤル
- フラディアグロウ ISOFIXセーフティープラス プレミアム
- フラディアグロウ ISOFIXセーフティープラス
- フラディアグロウ ISOFIX360℃セーフティー プレミアム AB
- フラディアグロウ ISOFIX360℃セーフティー AB
- フラディアグロウ ISOFIX AC
- フラディアグロウ AC
だいぶ多いですね。
スペック面の違いをまとめているので、こちらを参照してください。
表の下2つの「フラディアグロウ ISOFIX AC」「フラディアグロウ AC」は安全基準が古く、サイドシールドと全身マモールクッションがついていません。
そのため、安全性を考えると、この二つは積極的に選ばなくてよさそうですね。
それ以外の違いについて、簡単にまとめると次の通りです。
- 2020年以降に販売された「360°セーフティー」と2021年以降に発売された「セーフティープラス」の違いは名称変更のみで基本的な性能は同じ。
- プレミアムには、エクストラシェードや肩パッド、フットレストがある程度。
我が家にあるのは「フラディアグロウISOFIX360°セーフティプレミアムAB」なので、こちらの使用レビューをしていきますが、基本的に「セーフティプラス」と同じ性能になります。
今購入するのなら、「フラディアグロウ ISOFIXセーフティープラス プレミアム」か、もし、古いという点で値崩れしているのであれば、「フラディアグロウISOFIX360°セーフティプレミアムAB」でも性能は同じなので良さそうですね。
いずれにしても、プレミアムがお勧めです。
理由についてはこの後でまとめています。
アップリカのチャイルドシート「フラディアグロウ」の特徴とレビュー
実際に使用した上でのレビューを紹介します。
安全性
従来のチャイルドシートの安全基準はECE R44と呼ばれるものでしたが、2013年7月に新安全基準であるECE R129が導入されました。
アップリカでは2016年にこのR129に適合したチャイルドシートを日本で初めて発売しているそうです。
R129では、前後のみならずドア側からの衝突試験をクリアする必要性や、生後15ヶ月を超えるまで前向き使用を禁止する(従来は12か月まで)など、安全性が向上した基準になっています。
「フラディアグロウ ISOFIX AC」「フラディアグロウ AC」以外はR129基準を満たすチャイルドシートで、ドア側からの衝撃を強化するためのサイドシールドや、全身マモールクッション、平らなベッド型であることによる衝撃からの保護など、安全性が高いチャイルドシートになっています。
実際、かなりガッチリした作りで、安心感はあります。
もちろん、安全運転を行うことが前提ですが、どんなに気をつけていても、もらい事故に巻き込まれる可能性は0ではありません。
万一に備えて、安全性が高いものを選びたかったため、フラディアグロウを選びました。
平らなベッド型チャイルドシートである
フラディアグロウの特徴の一つは、平らなベッド型にできるという点です。
これにより、赤ちゃんの呼吸を安定させることができ、かつ、安全性の観点でも、赤ちゃんの頭が車の中心にくる構造により、衝撃から頭をできるだけ遠ざけることができるメリットがあるとされています。
首がちゃんとすわっていない時期はもちろん、生後4ヶ月くらいで首がすわってきた後もフラットに寝かせて置く方が安心ですよね。
ちょっとリクライニングで傾斜をつけて座らせても、ふとした時に頭が前に落ちてしまい、苦しそうにしているのに気づくことがたまにありますが、フラディアグロウはほぼフラットにできるので安心です。
3パターンで使うことができる
フラディアグロウは身長や年齢に合わせて横向き、後向き、前向きの3段階で使うことができます。
安全性を考えると平らな横向きが一番かと思いますが、3か月を過ぎ首がすわってくると後向きにも乗せることができます。
生後4か月を過ぎたあたりから、横向きで寝かせていても、ベルトの締め付けが嫌なのか、車内でずっと泣いていることがあります。
そんなときは、後ろ向きに変え、横に空いたスペースに妻が座って、あやすこともあります。
ちなみに、後向きにしたときはこのような形になります。
我が家の車はSUVで室内幅は1,565mmです。この幅だとチャイルドシートが2台あるとかなり狭くなってしまいますが、後向きであればギリギリ座れる感じです。
参考までに横向きだとこのような感じです。
プレミアムとのグレード比較
プレミアムとのグレード比較は次のようになっています。
プレミアムについているこれらの細かい機能のうち、本当に必要なのは、肩パットカバーとフットレストです。
ベルトホルダーは使わなくてもつけられますし、シェードとウインドウは確かに便利かもしれませんが、シェードで視界を覆うと我が家の子供は泣くので、シェードは取ってしまいました。
日差しはチャイルドシート側の車の窓にマグネット式の遮光カーテンをしています。なぜかこっちだと泣かないので。
肩パッドとフットレストは必要です。
地味ですがあったに越したことはないアイテムだと思うので、少し金額は変わってきますが、プレミアムがお勧めです。
まとめ
改めて比較表はこちらです。
種類の多いフラディアグロウですが、簡単にまとめると次のようになります。
- 「セーフティプラス」と「360°セーフティー」は同じ
- 肩パットカバーとフットレストがあるプレミアム(とロイヤル)の方がおすすめ
- 結論として「フラディアグロウ ISOFIXセーフティブラス プレミアム」と「フラディアグロ ISOFIX 360°セーフティープレミアム AB」のどちらかがお勧め
金額はネットではタイミングによって違うこともあると思いますが、基本的な性能は同じなので、その時安い方を買えば、よほどのこだわりがない限り、どっちでも十分な気がします。
参考になれば幸いです。
なお、ジュニアシートについてはこちらでまとめているので、参考になれば幸いです。
こちらの記事もお勧めです。