赤ちゃんの寝かしつけに苦労しているけど、何かいい方法があれば教えてほしい。
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
理研による赤ちゃんの寝かしつけに関する報告の内容についてまとめています。
2歳と0歳の2児の父が、実践した寝かしつけ方法について紹介しています。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、コロナ禍で2児の父になり、在宅ワークをしながら、家事・育児に参加しています。
今では週4で子供の弁当を作るなど、家事・育児にも積極的に参加しています。
赤ちゃんの寝かしつけって大変ですよね。
僕はコロナ禍の在宅ワーク中に子供が生まれたので、長男の寝かしつけも、母乳が落ち着いた頃からはメインに担当していました。
全然寝ず、泣き止まず、精神的に参る夜を何度も経験しました。
なかなか寝付かない時期もあり、効果的な方法がないか調べては試行錯誤を繰り返した時もありました。
1歳半を過ぎた頃からはグズることも少なくなりました。
最近では僕がいないと長男は寝付かなくなっています。
一方で、生後7ヶ月の長女については寝かしつけ対応の真っ只中です。
そんな中、2022年9月に理化学研究所(理研)のメンバーを中心とする国際共同研究グループが「赤ちゃんの泣き止みと寝かしつけ」について、科学的根拠に基づく研究結果を発表しました。
報告内容は次のようなものです。
- 赤ちゃんが泣いている時、抱っこして5分間連続で歩くと泣き止み、約半数の赤ちゃんは寝付く
- 眠った後、抱っこのまま座り、5分〜8分間待ってからベッドに置くと赤ちゃんは起きにくい
もちろん100%成功するわけではないですが、科学的に検証されたということで、一定の根拠に基づいた成功率の高い方法であることは間違いないと思います。
そんなわけで、僕も早速試してみました。
理研の報告内容と併せてまとめていますので、参考になれば幸いです。
もくじ
理研による研究報告の内容
まずは理研による研究報告の内容についてまとめています。
研究報告の内容
結論は、次のような内容です。
- 泣いている赤ちゃんを母親が抱っこして5分間連続して歩くと泣き止むだけではなく、約半数の赤ちゃんが寝付く。
- 眠り始めから、座って5分〜8分間待ってからベッドに置くと、起きにくい。
研究では、泣いている赤ちゃんを以下のケース別に、その時の赤ちゃんの状態と心電図を記録したそうです。
①抱っこして歩く
②ベビーカーに乗せて前後に動かす
③抱っこして座る
④ベッドに置く
これによると、①と②では泣き止んだそうですが、③では泣き止まなかったそうです。
また、激しく泣いた赤ちゃんを、抱っこして5分間歩いてみたところ、全員が泣き止み、45.5%は寝たそうです。
抱っこ歩きはかなり効果が高いようです。
ただし、泣いていない状態で抱っこして5分間歩いても、ほとんどが眠らなかったそうです。
次に、眠った後にベッドに置くと起きる「背中スイッチ」現象についても研究報告がされていました。
背中スイッチが1番の難点ですよね。
抱っこでようやく寝た時、早く置きたくて、ついつい時間をおかずに置いてしまい、背中スイッチで目覚めるというのは何度も経験しています。
これによると、眠ってすぐの睡眠は「ステージ1睡眠」と呼ばれ、眠りが浅い状態であり、このステージ1睡眠の長さの赤ちゃんの平均が8分程度だったとのことです。
そのため、眠り始めてから5分から8分間待つことで、より深い睡眠段階に入り、ベッドにおいても起きづらいと考えられるそうです。
簡単にですが、以上が理研の研究報告の内容となります。
赤ちゃん寝かしつけ:理研の分析方法の実践結果
理研の研究報告を聞いて、早速、生後7ヶ月の長女で試してみました。
夜は添い寝で寝かせる習慣をなるべく早い時期から試していたので、日中の昼寝で試してみました。
我が家の長女は通常の抱っこで比較的寝てくれることが多く、5分間動いてなくても大抵は寝付いてくれます。
背中スイッチについては、頻繁に起こっていましたが、じっと我慢して5分以上経ってから置くと、そのまま寝てくれることが多かったです。
ただ、成功率は100%というわけではなく、何度かは起きてしまうこともありました。
とはいえ、一つの参考とし、寝かしつけのルーティンに組み込むことで、寝かしつけの成功率が高まると思いますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃん寝かしつけ:その他これまで試した方法の紹介
これまで試した寝かしつけ方法にも、軽く触れていますのでので、参考にしていただければ幸いです。
赤ちゃん寝かしつけ方法:①スワドルアップ
有名ではありますが、寝返りするようになった生後4ヶ月頃までスワドルアップを使っていました。
長男に効果があったので、長女にも使っていました。
手が出せるものも含め、重宝していましたので、試してみる価値はあると思います。
赤ちゃん寝かしつけ方法:②抱っこしてスクワット
単純ですが、長男には一時期、ほぼ絶対の寝落ちを与えることが出来ていました。
こちらは理研の研究報告でもある、抱っこして歩くのと、効果が似ているからかと思われます。
寝室をぐるぐる歩き回るわけにも行かないので、抱っこしたまま浅めにスクワットをしていました。
結構効いてきます。
真っ暗な部屋でスクワット運動をしていると、気がついたら長男は寝ている、といった感じです。
途中からは寝かしつけより、自分の筋トレ目的になっていたような気もします。
そう気持ちを切り替えられたら、大変な寝かしつけも、少しは気が紛れたように思います。
赤ちゃん寝かしつけ方法:③横にして背中をトントンする
長女には一時期これが有効でした。
抱っこはせずに横向きにして背中をトントンとしていました。
長女は基本的に早い時期から添い寝で寝かせることを習慣づけていました。
慣れると、抱っこしなくて寝てくれるようになるので、非常に楽です。
なお、地味に寝かしつけや夜中のおむつ替え時に便利だったので、LEDランタンです。
明るさを調整できるもので、淡い光加減のものが便利です。
まとめ
再度まとめると、理研の研究報告は次のとおりです。
- 赤ちゃんが泣いている時、抱っこして5分間連続で歩くと泣き止み、約半数の赤ちゃんは寝付く
- 眠った後、抱っこのまま座り、5〜8分間待ってからベッドに置くと赤ちゃんは起きにくい
これまで明確ではなかった寝かしつけ方法が科学的に検証され、成功率の高い方法が示されたことは、子育て中の親には非常に嬉しい情報です。
もちろん万能ではないですが、手探りで右往左往せずに、根拠のある方法をルーティン化させることで寝かしつけの成功率を上げることが出来そうですね。
参考になりましたら、幸いです。
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