妻が急に入院することになって突然のワンオペ育児に! どうしよう!
そんな方の少しでも参考になればと、僕の経験をまとめてみました。
文字ばかりで長くなっていますが、僕も突然のワンオペになった時、経験者の方の記事に精神的にも救われましたので、どこか一部でも役に立てば幸いです。
本記事の内容
第2子妊娠中の妻が急に入院してしまいました。
10日間の入院→退院1週間後に14日間の再入院をした際、ワンオペ育児を経験しました。
この時にまず行ったこと、苦労したこと、気がついたことなどをまとめています。
もし、同じように急にワンオペ状況になった方の参考になれば幸いです。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、コロナ禍で2児の父になりました。
コロナによる在宅勤務が導入されたタイミングの2020年に長男が生まれ、その後、2022年に長女が生まれました。
長男が生まれてから2023年まで、ほとんど出社しておらず、在宅勤務をしながら子育てに参加しています。(子供が生まれてから出社した日数は10日もありません)
今では週4で子供の弁当を作るなど、家事・育児にも積極的に参加しています。
長男が1歳3か月の時、第2子を妊娠している妻が急に入院することになりました。
妊娠4ヶ月の時期で、絨毛膜化血腫という妊娠初期や中期に起こることのあるもので、絶対安静が必要のため即入院となりました。
準備もなしにいきなりのワンオペの開始。
色々と苦労があったのですが、その時の経験についてまとめています。
当時、同じ経験をした方のブログなどをみて、僕も頑張ろうと励まされました。
今まさに突然のワンオペ育児になった方に伝えたいのは「最初の3日はものすごくしんどいかもしれないけど、それを超えれば、なんとかなる!」ということです。
急な妻の入院などで不安になっている方のお役に立てば幸いです。
もくじ
妻が急に入院することに!突然のワンオペ突入!
とある土曜日、1歳3ヶ月の長男を連れて、近所の商業施設を散歩中に、自宅にいる妻から電話がかかってきました。
「出血したから病院向かってる」
検査だけで済むかな、と思い、いったん自宅に戻ると、病院に着いた妻から再度電話がかかってきました。
「このまま入院することになった!」
こうして突然妻の入院が決まり、いきなりワンオペに突入したのでした。
入院期間
絨毛膜化血腫のため絶対安静が必要とのことでそこから10日間入院しました。
しかし、退院して1週間後に再び出血があったため、2週間の再入院。
結果として、合計で24日ほど入院していたことになります。
当時の僕の育児状況
長男が産まれる少し前から、コロナの影響で僕は在宅勤務をしていました。
そのため、育児にもそれなりに参加していました。
具体的には次のような参加状況です。
- 食事は朝食作りを主に担当(3食離乳食で母乳は卒業済)
- 在宅勤務のため、着替えやおむつ替えは気づいたタイミングで対応
- 風呂は毎日入れていた(途中でピックアップしてもらう)
- 寝かしつけは妻(ここが問題でした・・・)
このように基本的に全くわからないということはないけど、全てを自分で回していたわけでもないといった感じです。
妻の急な入院→ワンオペ育児突入でまず行ったこと
当初の想定では「入院は1週間ほど」と言われたため、とりあえず、次のようなことを行いました。
仕事の調整
「1週間ほど入院」と最初に言われたため、まずは仕事を休めるか調整しました。
長男は当時、保育園などに行っておらず、どこかに預けたことはほぼありません。
こうなると休む以外に方法はありませんよね。
在宅勤務のため出社の必要はありません。
幸い業務の状況次第で柔軟に働くことができる環境ですが、対応が必要であれば時間に関係なく23時〜24時でも対応するという感じです。
いくら柔軟に働けるとはいえ、日中稼働するのは難しいので、とりあえず1週間休ませてもらおうと上司に連絡しました。
有給が2ヶ月フルで休めるくらい残っていましたし、元々、仕事さえ終わるのであれば休みやすい環境ではあったので、すんなりと承認をもらえました。
ありがたかったですね。
正直、子供を預けていない状況では、まずは休む以外の選択肢は取れないと思います。
子供を預けられる行政サービス等の検索
仕事を1週間休みにしたとはいえ、入院がいつまで続くかわかりません。
また、休みを取れたとはいえ、急な決定なので、どうしても対応が必要なものがあれば、対応する必要があります。
そこで、こんな時に利用できる行政サービスがないかを探しました。
サービス内容は住んでいる市区村長によって異なりますが、各市区村長のホームページにまとまっています。
僕が住んでいる地域では、保育園の緊急一時保育という制度があり、こちらを利用しました。
保育園の緊急一時保育とは:
保護者が出産や病気、介護などで一時的に保育ができない場合に預かってくれるというものです。
各保育園の空き状況などによって、預けられる曜日や時間は異なるそうです。
僕は近場の保育園に片っ端から連絡し、事情を説明の上、最短でいつから預けられるか、週にどれくらい預けられるか、何時間預かれるか、といったことを聞いてまとめていきました。
運が良く、事情を考慮して、近所の保育園で週に4回、9時から16時まで預かってくれる保育園が見つかり、まずは書類と面談の上、なるべく最短で預かれるように手続きを進めてくれることになりました。
他にも一時預かりを行っている行政の施設はありましたが、事前登録や面談が必要であったり、毎回、事前予約が必要など、緊急には不向きなものばかりでした。
最短でも週の後半や翌週からということなので、手続きだけ先に行いました。
しばらくはワンオペ育児が必要になりますが、預けられるということが決まってからは希望が持てました。
行政サービスについては、役所に電話すれば詳しく教えてくれるので、まずは電話することをお勧めします。
妻の急な入院→ワンオペ育児の記録:困ったこと
実際のワンオペ育児で困ったことをまとめています。
ワンオペ育児で困ったこと:①寝かしつけ
これが1番大変でした。
在宅勤務のため、育児にはある程度参加していたので、食事や風呂、着替えなどで困ることはありませんでした。
しかし、寝かしつけだけは基本的には妻が毎日行っていました。
そのため、今回がほぼ初めての1人での寝かしつけになります。
もちろん寝ません。
ただでさえ、母親がいないという、いつもと違う状況で不安や寂しさを感じているはずです。
そこに、いきなり普段と違う父親による寝かしつけ。
寝るわけないです。
寝室に行っても寝ようとしませんし、ものすごく泣きます。
僕自身も突然のワンオペや慣れない寝かしつけで不安や疲れがある中、息子のギャン泣きには、だいぶダメージを受けます。
寝室で粘ることを諦め、眠くなるまではリビングで遊び、眠そうになってきたら寝室へ。
しかし、ギャン泣き。
再度リビングへ戻り、抱っこしてフラフラ。
色々と試した結果、なんとか寝てくれました。
ただ、夜中に少し起きた時に、母親がいないことに気づきギャン泣き。
しんどかったですね。1日で発狂しそうになりました。
朝方にも少し起きてギャン泣きされ、初日は本当にしんどかったです。
2日目、3日目も似たような状況が続きましたが、4日目からは長男も慣れ始めたのか徐々に泣く時間も減っていきました。
ワンオペ育児で困ったこと:②子供が甘えん坊に
妻とは入院後も毎日、テレビ電話を日に何度がしていましたが、やはり物理的に会えていないので、長男は僕にベッタリになりました。
長男がテレビに夢中になっている間に、僕が少し離れたテーブルに移動し仕事をしていると、僕が近くにいないことにハッと気がつき、泣きそうになりながら「だっこ!だっこ!」とこちらに走って向かってくるようになりました。
長男の不安な状況を表す変化なので、少しでも不安を解消できるように、なるべく一緒にいてあげたいものですが、ワンオペで家事や仕事を考えると難しいものです。
妻の入院生活の間、何度か僕の母や妻の母に少しだけ面倒を見てもらった時もありましたが、僕が違う部屋に行ったことに気がつくと、泣いて探しにくるなど、結構大変ではありました。
ワンオペ育児で困ったこと:③お風呂
妻の入院前もお風呂は僕が担当していましたが、途中でピックアップしてもらうというのがルーティンでした。
しかし、ワンオペでは、一緒に入って一緒に出なければなりません。
子供を寝かしつけた後にゆっくり入る、ということも考えましたが、
全然寝てくれないのと、いつ起きるかわからない、という点を踏まえると、
一緒に入って、自分も風呂を済ませてしまうのが1番効率的でした。
1歳3ヶ月だと普通に歩くことはできるので、湯船に1人で入ることはできますが、絶対に目を離せません。
自分が頭を流す時など、一瞬でも目を離すのは怖かったので、湯船には入れずに2人とも全身を洗ってから一緒に湯船に入るようにしていました。
自分のことをゆっくり洗う時間が取れないのと、子供がそこまで辛抱強く待てないので、風呂の時間は非常に慌ただしく、しんどかったです。
ワンオペ育児で困ったこと:④仕事との両立・時間の確保
やはりこれが大きいかもしれません。
最初の妻の入院の際は1週間休みを取ったものの、急なこともあり、ある程度作業などが必要になってきます。
子供の昼寝の時間や、夜の就寝後には仕事をしていました。
でも、なかなかまとまった時間は取れないので、効率は非常に悪かったです。
自分が休む時間などはほぼなかったです。
最初はきついですが、徐々に生活リズムになれ、子供がすんなり寝るようになるにつれて、徐々に負担感は減っていきました。
ワンオペ育児で困ったこと:⑤その他
特に大変だったことをまとめてみましたが、これら以外は大変じゃなかったわけではありません。
子供の食事、着替え、洗濯、掃除などは普段からやっていたので、やり方がわからない、どこに何があるのかわからない、ということはなかったものの、1人で全部やるのは非常に大変でした。
子供の食事だけではなく、自分の食事も面倒でした。
毎食、コンビニやUberを使うわけにはいきませんし、体にも良くはないです。
コープや近くに住んでした妻の母がたまに作ってくれたので、それらを駆使してなんとかしていましたが、場合にはよっては宅食などを使うのもありだと思います。
宅食は子どもの出産後のしばらくは使っていたのですが、この時期にはやめていました。
ある程度、長期の入院だと最初からわかっていたら頼んでいたと思います。
宅食についてはこちらをご参照いただければ幸いです。
子どもの食事はこちらでもまとめています。
そんなこんなで、2回に渡り、通算24日間のワンオペ育児を乗り切ったわけですが、最初の3日間は特に大変でした。
少しずつ慣れていき、なんとか24日間を押し切りましたが、これをずっと続けるのは無理だっただろうな今は思います。
妻の急な入院→ワンオペ育児で気がついたこと
妻の入院で気がついたことをまとめています。
育児は分担ではなくローテーションで
今回つくづく感じたのがこれです。
育児は分担して行うことが多いかもしれません。
食事は妻、風呂は夫みたいな感じです。
我が家は僕が在宅勤務ということもあり、たいていのことは一緒にやってきたので今回助かったところがありますが、寝かしつけだけは妻任せだったので非常に苦労しました。
子供もルーティンが崩れたことで戸惑い、余計に寝てくれません。
分担ではなく、ローテーションをしてわからないことをつぶしておくのが非常に重要だと身にしみて感じました。
利用できる行政サービスはそこそこある
今回、すぐに行政サービスを探したおかげで、保育園の緊急一時保育を利用することができました。
正直、これがなかったら24日間はワンオペすることはできなかったです。
知られていないだけで、このような行政サービスは結構あるのだと思います。
まずは市区村長のホームページや、直接電話して聞いてみることをお勧めします。
1番辛いのは最初の3日
もちろんずっと大変でしたけど、特にしんどかったのは最初の3日間です。
突然の状況の変化に、僕も子供も戸惑い、不安の中でなんとか生活していましたが、最初の3日を過ぎると少しずつ慣れ始めました。
もちろん波はありますが最初の大きな波はこの3日間のような気がしました。
やっぱり育児を1人で行うのは無理!
妻が退院して実感したのは、やはり育児は1人では無理だということです。
最近はだいぶ男性の育児参加も当然のようになっていますが、昔は基本的に育児は妻まかせという話をよく聞きます。
正直、1人で育児は相当大変だったと思います。
僕の場合は、運が良く在宅勤務が続けられる状況だったので、色々と分担することができましたが、妻1人でずっと見ていたら発狂すると思います。
逆の立場で、僕が1人でずっと見ていたら、もっと早く発狂していると思います。
仕事があると物理的に見れない時間が出てくるのは仕方ないですが、できるだけ育児に参加しないといけないな、と非常に感じたワンオペ期間でした。
まとめ
非常に長くなりましたが、僕のワンオペ育児についてまとめてみました。
正直、何度発狂しそうになったかは分かりません。
特に寝てくれないというのが、非常に堪えました。
それでも人間すごいもので、少しずつ慣れていきます。
僕はもちろん、長男も少しずつ慣れてきて、すんなりと寝るようになりましたし、最後の方には妻からのテレビ電話に対してもあまり食い付かなくなっていました。
退院して、妻が帰宅した時には、長男は最初は照れ臭そうに隠れていましたが、すぐに嬉しそうに笑い、最後は泣いてしまいました。
不安、戸惑い、寂しさなど、色々な感情をものすごく我慢していたのだと思います。
今回は仕事を休んだり、行政サービスや親の支援などがあり、なんとか乗り越えることができました。
もし今、突然のワンオペ育児をしている方の少しでも参考になれば幸いです。
また、育児は子どもの成長に応じて、内容のアップデートが頻繁に起こります。
服のサイズ、食事の量などは特にすぐ変わってしまいます。
そのため、常に育児に参加し、ローテーションして対応することが非常に大事だと思いました。
こちらも是非ご参考ください。